緑区カナコの中国日記

緑区婦人会のMCカナコです。 中国の田舎町でひっそり生活しているゲイ(オネエ)です。

セクハラニュース

なんとなく誤解を生むタイトルですね。アタシが殿方にセクハラされたとか朗報ではありません。

Yahoo!ニュースなんて、揚げ足取りのネタ帳を真に受けるアタシもイマイチなんですが、
【セクハラ疑惑で、麻生さんに辞任要求が出ていることについて、「進退は考えていない」と反発】という内容を見ました。


日本では麻生さんに対して、セクハラ問題を第一に取り上げているように見えました。
セクハラの背景や問題の大きさは私は把握していないし、把握する気もないんですが、
ワシントンまで行って聞くほどなのかなぁとか、麻生さんに日本の財務大臣として期待することは何なのか、成果を出したのか気になりません?


こちら中国のニュースでは、
「日本财务大臣向G20发出警告 称保护主义将破坏市场」「日本財務大臣G20に対して、保護主義が市場を破壊すると警告を発した」なんて見出しでニュース記事が出ています。

中国とアメリカの関係問題が背景に絡んでいるため、中国のニュースとしては麻生氏の発言は重要な案件なのですが、
日本でも、成果や今後の期待を前向きに報道して欲しいなぁと。



セクハラについては、日本ではもともと問題が多いとは思います。
日本語自体が曖昧なグレーゾーンに持っていきやすい(最後まで言わないと結論が出ない)こともセクハラを招きやすい背景と思うし、
はっきりと主張をしない文化は、和を大切にした文化ではあるものの、恐らく弱い立場の人に、無理を虐げやすい構造です。
(アタシ的には曖昧でなんとなく空気読んで調整する感じが好きですが)


セクハラに結びつく原因として、そもそも女性が活躍出来ていないのも(国際社会で日本が遅れている)大きな問題点ですよね。

中国では日本よりも、はるかに女性の社会進出が進んでいて、実際に生活していても実感します。

統計上も女性役員登用企業の割合は、日本が10%以下に対して、中国は50%以上で明らかに女性の社会進出が進んでいます。(ヨーロッパの80%に比べれば低いものの)

政治家にも、地方の政府にも、必ず優秀な女性が配置されています。
国策としてあえて配置してる部分もあると思いますが、実際に有能な方が就任され、活躍しています。
夫婦別姓であることや、社会主義(実際はさておきw)で共働きが当たり前という背景もあります。


皆さんも聞いたことがあると思いますが、中国ではいつも「反日ドラマ」が流れていて、
日本の感覚でいうと時代劇って感じです。

中国軍が日本人の悪人をやっつけるシーンが出てくるわけですが、ここにも必ず女性が出てきます。
ヒロインがいたほうが良いよねって感じではなく、意図的に男女問わず活躍しているという姿を感じます。


今後自分もセクハラに気をつけるためには、
曖昧な言葉を使わない、きちんと主張をするということが大事かなぁと思うし、日本人が早く身につけたほうが良いスキルかもしれないなぁ、なんてちょっと思ったり感じたりしています。(曖昧)

野党が与党をチェックし、建設的な意見を出す事も大切ですし、セクハラ問題について深く考える必要もあるので、野党やマスコミが悪いとも言い切りませんが、もう少し色々考えることあるでしょうね。
なお、中国のニュースでは政治家の活躍をいつも積極的に前向きに報道していて、行き過ぎて吐きそうになります。どっちも極端ですね。笑

ということで、皆様の中国へのお越しをお待ちしております。