緑区カナコの中国日記

緑区婦人会のMCカナコです。 中国の田舎町でひっそり生活しているゲイ(オネエ)です。

サイゼリヤ 中国

すっかりご無沙汰しておりますね。
お元気ですか?アタシは元気にしております。

香港のSIMカードを日本に忘れてきてしまったため、
Twitterもろもろがログインできなくなっていますが、元気に過ごしております。


日本に帰国した時に食べたいもの。

スガキヤ
だけでなく、イタリアンも食べたくなるものの一つ。

実は中国では、輸入食材が高く、洋食が割高なんですよ。
そんな中国にも、日本の「Saizeriya サイゼリヤ 萨莉亚」があります。
サイゼは日本よりもむしろ安い価格設定となっています。庶民の味方。

中国サイゼは、華北地区(北京)、華東地区(上海)、華南地区(広州)、と3つに分かれていて、
微妙にメニューも値段も異なりますが、だいたいは同じ。

すごいなと思うのが、取り扱っているビールが、
北京はアサヒ、上海はサントリー、広州はキリンと、棲み分けているところ。

中国のビール工場立地との関係もあるでしょうが、配慮されてる気もしますよね。
10元/630mL瓶(サントリーは缶500mL)という価格設定も良心的です。
(余談ですが、台湾サイゼは台湾ビールでした)

お店のシステムも3地区で微妙に異なるものの、
日本的なシステムと、中国的なシステムを融合させていて、興味深いです。

中国的なこととしては、
キッチンの中の様子が、ときどきテレビモニターに映し出されてる点ですね。
客席のテレビで、キッチンの様子が見れるんです。
テレビモニターといっても小さいもので目立たないんですが、
期待する効果は十分満たしそうです。

日本ではオープンキッチンのレストランはあるものの、
ファミレスではさすがにオープンすぎることはないですが、
中国では、サボり防止か、いたずら防止の面からも有効だし、
お客さんも、頑張って作ってるから待とうという気になります。

イタリアから輸入という言葉で、割と安心感を醸し出しているサイゼですが、
こういうシステム面でも、ちゃんとしてるなぁと思います。

従業員の人の礼儀正しさについても、ある程度日本の指導を入れている感がします。
特に黒い服を着たマネージャーレベルの人。
どことなく、話し方や、サービスの仕方が、日本のファミレスを彷彿とさせる丁寧さを感じます。
もちろんファミレスの接客ではあるので、定型な対応ではあるのですが。

他のレストランとちがって、忙しく、バタバタしている感がするのも、
日本のファミレスっぽくて活気があって好きです。

アタシなんかは、ファミレス大好きなので、
良い感じで日系だなぁって感じるんですが、
サイゼのメニューには、「日本」っぽい言葉がないんです。
(そりゃイタリアンレストランだから当然だけど)

日本っていうブランドは、やっぱり安心、安全、健康的なイメージがあって、
(食べ物以外では、変態、エロのイメージが強い)

中国での日中関係は、現在は改善傾向を実感するけれど、
2012年のように、悪化していた時期もあったわけなので、
上手にイタリアっぽい雰囲気を出しているなぁと思います。

一人で入れる雰囲気もあるため、割と外国人が一人で食べてる姿も見ます。(アタシも)
ドリンクバーもあり、学生にも人気ですね。


ところで、サイゼといえば、ミラノ風ドリアといっても過言ではありませんが、
ミラノ風ドリアは、上海11元(約180円)、北京、広州12元(約200円)で
他に、チキンドリア、サーモンドリア、ソーセージドリアもあります。

北京には、「ミラノ風」って書いてなかったので調べたんですが、
ドリアって、日本発祥なんですね。

すっかりイタリアンだと思ってました。笑



中国メニューとしては、ラムチョップがあったり、
シャキシャキ昆布サラダがあったり、麻辣(マーラー)パスタがあったりして、面白いです。

中国ではピザハットが全国展開していて、
ピザの配達ではなく、イタリアンレストランという感じですが、
値段は割と高くて、サイゼの2倍程度の印象。

アタシの住んでる村には、もちろんサイゼはないのですが、
安心で、あの、温かいごみごみした雰囲気に癒されに、都会に行くたびに、通ってます。

浦東空港からリニアで隣の駅「龍陽路」の駅ビル(地下鉄2号線ビル2階)にも入っています。

ということで、皆様の中国へのお越しをお待ちしております。