緑区カナコの中国日記

緑区婦人会のMCカナコです。 中国の田舎町でひっそり生活しているゲイ(オネエ)です。

中国のタクシーと偽札

土曜の夜にタクシーに乗るときに、「ジョージの店まで」って言ったら、
どちらでしょうか?って真顔で問い返されてしまった緑区カナコです。
雨に濡れておくべきだったかしら。

今日はタクシーについて紹介します。

  • 中国のタクシー事情
  • タクシーの乗り方
  • タクシーアプリ、配車アプリ
  • ぼったくりタクシーとその対策

中国のタクシー事情

まず、中国では、日本に比べれば、人件費が安いので、
美容院や、タクシーは、日本に比べて価格が安く、
なおかつ中国国内でも(人件費に比例して)かなり値段の差があります。

アタシの住んでいる町(というか村)では、
タクシーの初乗りは、6元(100円)です。
少し大きな町に行くと10元(170円)
上海のような大都市では、16元(270円)となっており、2倍以上の差があります。

美容院も、
村では10~50元(170~850円)、上海では、80元~600元(1360~10000円)くらいと、
かなりの値段の差があります。
人件費や家賃がそのまま価格に反映されています。

割と若い運転手さんも多く、先日運転手さんから、
「日本のタクシー運転手は年寄りが多いって聞いたけど、危なくないの?」って質問を受けました。
確かに言われてみれば、日本のタクシー運転手さんって、若い人が少ないかも。
日本で生活していた時は何も思わなかったけど、
日本の高齢化って、海外と比較すると、かなり進んでます。

中国でのタクシーの乗り方

1、手を挙げて止める。
 (呼び込みするタクシーや白タクはトラブルのもと。ぜったい避けましょう)
2、自分でドアを開けて乗る
 (扉は自動ではありません)
3、助手席に身分証の写真があるので写真と本人が同一人物か確認する。
 (嵐のメンバーの写真を流用していて捕まったというニュースもありましたw)
4、行き先を伝える
 行先は、道の名前で伝えます。
 たとえば、淮海路、華山路というような感じで伝えます。
 大きなホテルであれば、ホテル名でも通じますし、
 地下鉄の駅も割と使えます。(淮海路、華山路、交通大学駅
 ちなみに、中国の道は、基本的にすべて名前がついていて、
 欧米のように、片側が奇数、反対側は偶数の番地がついています。
 
 道の名前2つを大きく書いて見せれば、だいたいその辺に連れててくれます。
 携帯の地図アプリですが、使えなくもないのですが、道の名前がわかることが重要です。
 目が悪い人も多い?というより地図アプリでは、道の名前がわかりにくいので、
 道の名前がわかるように表示すると話しが早いです。
 行先がホテルや飲食店の場合は、店に電話して代わってもらうのも良いです。


5、メーターを倒してくれます
 レシートが印字され始めます。

6、助手席ではシートベルト着用
 後部座席でも、高架道路通る時とかは、シートベルト着用するようにしています。
 ただし、タクシーによっては、ベルトがなかったりします。
 (むしろ白タクだと確実にある印象)

 交通安全上怖いなと思うことはあっても、
 運転手さんに対して危ないと思ったことはありません。
 (むしろアタシが危ないって思われたことは何度かあるのでまた紹介します)

 怖いと思っても、怖いと言ってはいけません。こちらの記事参照→

7、乗ってからは、地図アプリのナビ機能が便利です。
 百度Baidu地図を使って、ナビ機能を使えば、中国語でナビしてくれて、それにそって走ってくれたりもします。
 遠回りされていないか確認するのに便利です。

8、支払い時
 メーターにあわせて支払いますが、
 携帯QRコード支払い、できれば交通カードを使うと便利です。
 個人的に現金は避けています。
 現金の場合は、レシートを必ずもらいます。

 忘れ物をした時やトラブルの時に必要です。
荷物をトランクに入れたのに、トランクから降ろさずに走り去ってしまったというタクシー被害もあり、貴重品やパソコン等はトランクには入れないことも大切ですが、レシートをもらっておくことは基本です。もしくはナンバーを写真撮影する。
タイプなら運転手の連絡先を交換してしまうということも可。

タクシーアプリ、白タク配車アプリ

値段が安いので、タクシーって便利ですが、
実はなかなかタクシーが捕まりません。

微信(WeChat)や、支付宝(Alipay)の中に、タクシーが呼べる機能もあったりして、
予約がとっても一般的なため、忙しい時間などは、予約していないとつかまらないこともあります。

なお、アプリの予約には、中国国内で使える電話番号が必要です。
運転手から直接電話がかかってくるため、中国語が話せるか、
中国語を話せる人が一緒に居るときに使う必要があります。
飲食店やホテルであれば、店の人に出てもらえば良いですね。

最近は、配車アプリもあります。UBERみたいな感じです。
宅配サービスで有名な「美団」や「滴滴」などがやっていて、
タクシーより若干安いのですが、競争が激しく、値引き合戦をしていて、とても安くて快適。
タクシーより綺麗なことが多いし、タクシーよりイケメンが多いし、
価格も明瞭だし、男性の助手席に乗るドキドキ感も割と好きで、好んで使っています。

ただし、UBERと違い、中国のアプリでは、電話番号が必要なうえに、電話がかかってくることがあります。
ただ上記のように、誰か、しゃべれる人に代わってもらえばOK。

タクシー予約アプリや、配車アプリは、行先を設定してから予約するうえ、
ナビでどこにいるか表示されるため、遠回りされることは基本ありません。
(一方通行の道などは遠回りになってしまうこともありますが)
支払いもそのまま電子決済されるため、ぼったくりもありません。

運転手を評価したり、何か問題が起こったときはクレームも入れれますし、
問題があれば、すぐに通報できるのも安心です。(タクシーより安心)

ぼったくりタクシーとその対策

タクシーでよくあるトラブルは3つ。
1遠回り、2メーターが早い、3偽札

1遠回り

上海のような都会では、田舎から出てきた運転手さんで、道がわからず遠回りしてしまう人も居ます。
スマホが普及している中国では、地図アプリは一般的なので、わからなさそうなら、地図アプリで確認してもらうか、
自分も地図アプリ(百度 Baidu地図)でナビ機能を使うと良いです。
検索した時点で、おおよその所要時間と値段も表示されるのが便利。
設定した目的地が一方通行の道であったりすると、遠回りされてしまいますが、値段も安いため、多少の遠回りは、気にしないでもよいかもしれませんね。

メーターがおかしいタクシー。

見た目は普通のタクシーなのに、メーターが回るのが早いタクシーがあるようです。

アタシもメーターが回るのが早いタクシーに乗ってしまったことがあります。
上海駅の北側のホリデーインエクスプレスに泊まった時に、
ホテルの前に居たタクシーに乗ったら、そのタクシーがぼったくりでした。
見た目は普通のタクシーだったのですが。

通常160~180元くらいなのに、250元しました。
50kmくらい走るので、250元(4300円)でも、安いんですけどねw
(3人で乗ったし、リニアが片道40元すること考えればタクシーは安い。)

値段でおかしいなと思い、交通カードを使うと言ったら、
故障していて使えないって言われたんです。

この話を上海の友達にしたら、
実は上海では、交通カードの支払いは絶対的(条例だそう)で、できない場合は支払わなくてもよいとのこと。
その場で110通報すれば良かったようです。

まずは、運転手の身分証の写真をとって、できれば顔写真も撮って、
電話で110を押せば、それだけで態度が良くなるかもしれません。

偽札のすり替え

これはアタシは経験がないのですが、
100元札で支払いをした際に、本物を偽札と交換というのが定番の手法です。

客が運転手に100元札を出したら、これは偽物だと言われ、
運転手が客に返却するときに、すりかえて偽札を渡してしまうんです。

焦って違うお札を出すと、また偽札だと言われ、本物を偽札にすり替えられてしまいます。
悪質だと何回か繰り返すことになるのですが、
この対策としては、お札の番号を控えておくというのが使えます。

たとえば、日本で両替したときに、お札を並べて番号を撮影しておけば、控えておけますよね。
変だなと思ったら、番号をチェックしてください。
何回か偽札だと言われて返された偽札を見ると、ぜんぶ番号が同じだったりします。

おかしいと思ったら、近くのコンビニでチェックするというのも手です。
どんな飲食店やコンビニでも、お金をカウントしたり、偽札かチェックできる機械が置いてあるため、
ちょっとお店にいって借りるのもよいでしょうね。

偽札を使うのは違法です。

先日、パン屋(普通の)で偽札見本を見たのですが、本物そっくりで、わかりませんでした。
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もっとも最近は、電子決済することのほうが多いため、
アタシは現金で支払いすることはほとんどありません。

電子決済は危険だと言っている方もいますが、
偽札をつかまされる危険性がないことと、
汚くて臭いお札を使わなくて良いということで、
アタシは電子決済派です。
電子決済についてはまたご紹介します。

ということで、皆様の中国へのお越しをお待ちしております。