緑区カナコの中国日記

緑区婦人会のMCカナコです。 中国の田舎町でひっそり生活しているゲイ(オネエ)です。

PVGでトランジット失敗

気がついたら、4年以上ログインしていなくて、日記も5年ぶり。ひっそり生きています。
読者の皆さま(居るの?)お待たせしました。
2023年末、久々に上海に行きまして、トランジットする予定が、、、乗り継ぎに失敗して、一泊しました。
備忘録として残しておこうと思います。笑


この日記の内容です。
・中国のビザ免除トランジットの入境審査は、特別なレーンに行く
・中国のビザ免除トランジットは、期限の日の24時までのため厳密に24時間ではない
・トランジットの許可のため、同じ国地域に戻るのは絶対ダメ
楽天モバイルは中国でも使えるしVPNなしでgoogleとか使えて便利
・上海乗継は、同一会社などの条件が整わないと、入境審査が必要
・PVG上海浦東空港 CA中国国際航空の遅延、欠航の際は、K21のカウンターで証明書が出る



私は中国に住んでいた頃は、MUのマイレージを貯めていたのですが(その頃は回数乗ればすぐにメダリオンになれた)
ANAマイレージも少し貯めていて(オカマイレージ)、年末にもかかわらず、台湾行き特典航空券が予約できたのです。
 NH全日空で発券、
 CA中国国際航空で日本→上海、
 上海でトランジット3時間、
 BRエバー航空で上海→台湾を使用する予定でした。
(帰路はOZでソウル経由。ほんと欲張り)

CA便が15:55発の予定が、遅延し、搭乗開始が17:20、その後もなかなか出発せず、離陸が18:15でした。
搭乗口では、すんなりとゲートが通れず、やだー インボラアップグレード?とか一瞬思ったけど、もちろん違い、
伝言です「万が一遅延で乗り遅れたら、NH全日空に連絡してください。」とのこと。
今思えば、この時点で、すでに間に合わないってわかっていた感じですね。

機内食は日本製の美味しいサンドイッチでした。

上海着陸は現地時間の18:50
上海に着いたら、濃霧で車の運転も憚られるほどでした。武田城ばりの濃霧。

着陸してから駐機場までも時間がかかり、乗り継ぎ予定のBR便を横目に、飛行機を降りたのが19:05
チェックインカウンター締め切り時間は19:20と、あと15分。
サテライトじゃなかったのは救いだけど、国内線共用ブリッジだったので、国際線としては最果て。
CAからCA便、MU中国東方航空からMU便への、同一会社への乗り継ぎの場合は、入境手続きが要らないようですが、
今回の私は、CAからBR便でしたので、入境手続きが必要ですし、手荷物の受け取りが必要とのこと。これはやばい。


入境審査直前に、指紋採取のキオスクに立ち寄ってレシートが出てきました。
まだアタシの指紋は生きてるのね、って少し安堵。この時点で8分経過。残り7分。


通常の外国人Foriner ってゲートに並んでいたら、ここじゃない、一番端にあるカウンターだと言われ、
トランジット用のカウンターへ。あ、そういえば昔から24ってカウンターあったかも、と思いつつ、1分ロス。

並んでる人に、乗り継ぎまで時間無いので、と説明して先に通していただくことに。(割り込み)
入境審査官と、次の便は何時の便ですか?え?マジ?20時?1時間よ?言われて
「没問題」って言ったり、少しのやりとりをして、いったんカウンターの出口側で待つことに。
パスポートに臨時入境許可(Temporary Entry Permit)シールを貼っていただきました。5分くらい。
審査官と、シール貼る方は、別の方でした。
次の乗り継ぎが同日中ということもあり、種類は24時間VisaFree でした。

その後、手荷物を受け取り、
検疫でX線通してくださいとのこと。これでまた時間がかかりまして、5分

無事入国できて、3階のカウンターに行ったら、BRの人はおらず。。。ちなみに19:30
おしい10分、間に合わなかった。。。(おしくない)

全日空のカウンターも閉まっていて、CAの係員の人に全日空に電話したいと言ったら、
電話番号教えてくれたものの、小銭がなく、公衆電話も使い方がよくわからず。
ちょっとだけ電話かしてって言ったら、貸してくれました。
こういうところ優しい人が多いし、とりあえず困っていることを、困っていると伝えることがこの国では大事だなと改めて感じました。
でも全日空の電話受付は、24時間ではなく、19:00~22:00までクローズ(中国時間の21時まで)

係員の人が、発券カウンターでチケット変更とかできるかもって言ってくれたので、行列に並びました。
この日は、濃霧で国内線がほぼ欠航、ほとんどの便が遅延を起こしており、(でもBRは遅延せず)
100人くらい群がっていて、係員の人が、前の人を覚えて並んでねって言ってて、なんとなく並んでました。

googleも使えないし、こまったと思いながら、そういえば、楽天モバイルだったことを思い出しまして。
ローミングでのデータ通信が出来なかったのですが、いったん電源を再起動したら使えるようになりました。
googleTwitterも使えるし、楽天Linkで日本の全日空に電話ができたので、行列に2時間半並びつつ全日空に電話を。

全日空として手配できるのは、NH便だけであり、ちょうど翌日のPVG-KIX関空便は、手配できるとのこと。
遅延を起こしたのはCA便のため、空港でCA便で何か手配をかけてもらえる可能性もあるのではとのこと。
23時ころに、やっと自分の番が来たら、CAでは何も出来ませんが、遅延証明書は出せるとのこと。
違う場所の、K列21のカウンターで遅延証明書を出してもらって、証明書をBRに出して対応してくださいとのこと。
もしや、3時間半並んでいたの無駄だったのでは。。。初めにK21行けばよかったのか、勉強になりました。
でK21に行ったら、証明書を出してくれて、明日BRのカウンター行ってねとのことだったのですが、
泊まるところ無いから、手配して欲しいとダメもとで言ったら、良いよーとのこと。ラッキー。

バスに乗せられたら、中には約30人がすでに乗っていました。23時半出発。
20分くらいバスに揺られ、
浦東空港からちょっと北側の(何もない広大なエリア)の(自称)リゾートホテルに着き、
チェックイン。ちょうど0時ころ。部屋も広くてきれいで、思ったより良かったです。
(正直、台湾で泊まろうとしていた安宿より広くて綺麗だった)

おなかすいてたので、チェックイン時にカップ麺とか販売してませんか?って聞いたら、カップ麺と茶卵と牛乳をいただきました。
どんだけずうずうしい人なのでしょうか。


せっかくなので、上海で昔ゲイバーを営業されていた方と連絡をとり、
交通大学付近のゲイバーを巡りました。また改めて紹介しますね。

タクシー移動は、以前より値段が上がった感じがしました。
以前は200元(3300円)くらいだったところが、300元(6600円)と、
元ベースでは1.5倍、円ベースでは、2倍くらいかかりました。
円安と、適正なインフレをしていない日本のふがいなさを感じました。
ゲイバーのビールは30元でした。

タクシーは新しいタクシーはすべて電動に入れ替えとのことで、エンジンのタクシーは、かなり少ないようです。
バスも電動でしたし、乗用車も昼間で半分以上は電動でした。夜の街中では、ほぼ電動。
航続距離も1000kmのものもあるようでした。アタシが乗ったのは500kmくらいって言ってました。

電動車ばかりが行き交う静かな町を後に、ホテルへ戻りまして、
翌朝、朝ご飯をいただいて、送迎バスで空港へ。
BRのカウンターが開く時間まで少し時間があったので、T1とT2とぶらぶらしました。
海浦東空港は、改装工事を行っており(空港の南側に新しい建物を増設中)飲食店はずいぶん限られた営業。
リニアモーターカーは、最高時速が全日時速300kmとなっていました。(以前は時間帯によって430km/h)


BRのカウンターで言われたのは、
NHのマイレージ券のためBRでは変更できない。
臨時入境許可で入国しているから、このまま日本に戻っては、いけない。
24時間の制限があるため、今日中(24時まで)に日本以外の国・地域に出国しなければいけない。
航空券は本来は予約した順で使わないと無効になる。

NHは、日本に帰国する便のみ手配できるとのことだったのですが、
BRのカウンターの人に、それは絶対ダメ「有問題!」って強く言われました。

ということで、悩んでいても仕方がないので、特典航空券の旅程は打ち切りとして、
trip.com(Cトリップ)で、急遽、上海香港、香港名古屋を取りました。
ちょうど虹橋から香港便があったため、急いで浦東から虹橋に移動。
渋滞に巻き込まれてギリギリだったのですが、間に合いました。

香港では、最近香港赴任した友達の家にお邪魔しまして、
マンション最上階の素敵な景色で、なんてすごい生活なのだろう、と思いながら、香港らしい景色を堪能し、
日本から来ていた友達とも合流して、おいしい夕飯をいただき、ゲイバーにもちらっと寄ってみました。大事。笑

行きたかった台湾には行けなかったものの、結果的には上海でエンジョイをできて、良かったかな、とも思いました。
特典航空券は、片道使った分以外のマイルと税金やサーチャージを払い戻していただけました。
久々に中国現地に行き、中国語を使ってみて、最低限の会話はできるレベルで保持できていたのも嬉しかったです。
(もちろん相手が、外国人に慣れているから通じたというのはあると思いますが)


2024年も、また中国に遊びに行きたいな、と思いました。

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