緑区カナコの中国日記

緑区婦人会のMCカナコです。 中国の田舎町でひっそり生活しているゲイ(オネエ)です。

中国の空港セキュリティチェック

先日、アタシの同僚が、上海で国内線に乗り継ぐ際の手荷物チェックで、
「KASA、KASA」って言われて、
「何その中国語?English Please!」ってパニックになっていました。


そうです。傘です。まさか日本語だとは思わなかったとのこと。
上海のセキュリティチェックの係員、日本人を相手するのが多いので、
国内線でも「ベルト、傘、パソコン出して」くらいは日本語で言ってくれることがあります。

地方の空港でも、ここぞとばかりにカタコトの日本語を使ってくれたりして、
(国との関係はさておき、)個人レベルでは親日な人も多いですよね。
アタシが使ってる空港は田舎なのですが、数少ない国際線に乗ったら、
外国人がアタシだけで、係員に「我的天(オーマイガー)、外国人!」って言われました。

田舎だと、入国審査のときに、やたら質問されたりもして楽しいです
(上海だと日本人が多いこともあり、ほぼほぼ何も言われずスルーされますよね)
この前は、何の仕事しているのか、お酒は飲めるのか?とか聞かれました。


飛行機に乗る際の手荷物検査ですが、
基本的には日本の国際線と同じです。
中国では国内線でも液体物の持ち込みに制限があります。

ただし、2点、傘、モバイルバッテリーに注意が必要です。

傘は、機内持ち込み自体は可能ですが、
手荷物チェックの際にパソコン、iPadとともに、カバンの外に出す必要があります。

出張者や旅行者の方は、折りたたみ傘を、
手荷物のキャリーケースの中にしまっている人がいますが、
パソコン、iPadとともに、外に取り出せるようにしておくと便利です。

そして、2つ目は、モバイルバッテリー。
携帯電話の充電に必要な(中国では財布よりも大切な)
モバイルバッテリー(充電宝)ですが、

まず、リチウムイオンバッテリーは、預け荷物に預けることができません。
そのうえ、機内持ち込みにも制限があります。
制限を超えたり、制限に適合しているか不明な場合は持ち込めませんので、
廃棄するしかありません。(現地の人なら誰かに売るかも)

ここがポイントなのですが、バッテリーに容量等が記載されていないと、
適合しているか不明のため、没収の可能性があります。

100wh~160whの場合、航空会社の許可が必要とのことで、
160whを超えると持ち込み不可です。

アタシが使っているMINISOのモバイルバッテリーですが、
Cell Capacity 5000 mAh
Rated Capacity 3100 mAh
Rated Energy 18.5 Wh
Output  DC5V=2.1A となっています。
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このRated Energyの部分が、100を超える場合は、持ち込みに制限がかかります。

電圧は3.7~5Vが一般的なようですので、
一般的に Cell Capacity電池容量が20,000mAh以下であれば、
20000÷1000×5=100となり問題ありません。

いくら小型のバッテリーで、明らかに能力が小さそうであっても、
電池自体に記載がない場合は、没収される可能性がありますので、注意が必要ですね。

そうとう大きいバッテリーでなければ、容量、出力的には大丈夫なんでしょうけど、
(むしろ、モバイルバッテリーの容量、出力が問題になるよりも、)
記載がないからダメって問題が多そうです。

トランジットの際にも、再度手荷物検査がありますので、
中国トランジットの際に、没収されないよう気を付けてください。


中国の空港では、ターミナルが同じであるとか、アライアンスが同じなど、
一定の条件を満たすと、入国審査が不要です。
ただし、ターミナルが異なる場合や、接続ができないアライアンスの場合は、
いったん入国、出国の手続きが必要となります。

最近、指紋認証が義務付けられていますので、
入国される方は、こちらもどうぞ。
mckanako.hatenablog.com

ということで、皆様の中国へのお越しをお待ちしております。