緑区カナコの中国日記

緑区婦人会のMCカナコです。 中国の田舎町でひっそり生活しているゲイ(オネエ)です。

チップ文化とお客さま

欧米ではチップ文化が基本で、
ウェイター、ウェイトレスは、基本給ではなく、チップがメインの収入になるという話はよく知られています。

ただ、日本ではなかなか馴染みがありません。
紙幣が最低1000円であることで敷居が高いのと、計算が面倒だったり、不透明な感じを嫌う人も多いですね。
そもそもアタシみたいに計算方法すら知らない人間もいるわけです。
そんな、アタシたちの味方、大戸屋(OOTOYA)は、ニューヨーク店で、2016年からチップを廃止していますし、
今後海外でも(サービス料込みのような形を変えたり?)チップ文化が無くなっていくことも考えられます。


だけど、アタシ的には、チップ文化って、けっこう便利だと思うんですよ。

お客さんの立場であれば、
サービスが良かったら納得してチップを支払う。
サービスが悪かったら、チップを払わない。
口で文句言ったり因縁つけたり、悪意の拡散をしなくても、金銭面で納得できるわけです。

サービス悪かったら、自分でディスカウントすることで、納得できるんです。
(チップ払う文化のところで払わないっていうのは、人としてとっても恥ずかしい行為ではありますが。)

ウェイターの立場であっても、
ものすごく嫌な客だったし、サービスが行き届かなかったら、チップ無しでも納得できますよね。


最近の、日本の「お客様は神様」的な、なんでもアリな要求を見てると、
対価を払わないのに、求めすぎていると思うんですよ。。。

チップ制にすれば、求めるお客さんは、ちゃんと対価を払う。
その分お店側も応じるということができるので、良いかなぁと。。。


ただ、お客様は神様的な何様よ?クレームを見るのは、
客層も価格も安い(アタシが大好きでとっても馴染む)お店だったりするので、この価格帯へのチップ導入は、容易ではありません。笑


ちなみに中華圏では、香港、マカオには若干のチップ文化が少しあります。
香港のゲイバーとかでは、小銭(コイン)分を受け取らない程度で良いようです。
この前20HKD(270円)のお釣りをそのまま返したら、
現地の友人に「多すぎよ、払わなくて良いし、小銭で良いの。チップに関係なく可愛い子には接客するものよ」って言われ、何も接客が無いまま帰ったのは言うまでもありません。
(そもそも接客をするスタイルではありません)


香港以外、上海などの大陸圏や台湾ではチップ文化はありませんが、タクシーでは、切り上げて支払いをする人も居るし、マッサージ店は「内容によって」料金とチップが異なるので、今度詳しく説明します。

画像は上海のゲイバーです。(チップもチャージも不要)

ということで、皆様の中国へのお越しをお待ちしております。