日本語でも色には、色々イロイロな意味がありますよね。
中国も、色は、イロの意味があるのは同じですし、
色には色々な意味があります。
基本的な色
黒色白色、赤色緑色青色黄色紫色みたいな色は、中国語も同じ色を指しています。
簡体字と日本語で若干違いますが日本語の漢字がそのまま通じます。
日本語独特の和風で奥ゆかしい灰色から茶色の細かい表現の色使いはありませんが、
中国には中国独特の表現もあるようです。
昨日林檎色って聞きまして、林檎色って赤かと思ったら、黄緑でした。
日本だと、黄緑色だけど青リンゴですね。不思議。
基本的じゃない色の話
・黒色
中国では、不動産屋の従業員や、美容院の従業員に、
白いシャツに黒いネクタイをしている人を見かけます。
このお店ずっと喪中なのかしら?と思ってたのですが、
中国では、黒いネクタイに、弔う意味がありません。
ちなみに、弔う意味を持つ色は白色のため、お葬式は、白装束を身につけます。
(ピンク色を見たこともあります)
また、黒色には、日本語のブラックという意味もあり
黒社会(裏社会)とか、黒車という表現があります。
黒車は、ブラックな車という意味ですので、日本語で言う白タクを指します。
(車のナンバーは自家用車は青色、トラックやバスは黄色で、
環境に優れたエコカーは緑色と白色のグラデーションです)
・黄色
黄色は、中国ではもともと高貴な色、位の高い色ですが、
日本語の「ピンク」という淫猥な意味でも用いられています。
例えばマッサージ店で、「禁止黄賭毒」と記載されている標語を見ますが、
「ピンク営業」「賭け事」「毒物使用」は禁止という意味です。
中国では性的サービスや、賭け事、毒物使用は、禁止なのですが、
麻雀やらトランプやら、ワールドカップで、随分と賭博しているようです。
・緑色
緑色は「グリーン」環境に優しいという意味でもっぱら使われますが、
緑の帽子だけは、「浮気されてる男性」という軽蔑の意味があり、たしかに中国では、緑色の帽子を見かけません。
ちなみに日本軍のキャラクターも緑色の帽子をかぶっているものが多いですね。
これは、もともと軍服が緑色だからとはいえ、緑帽子の意味も含めて軽蔑していると思っています。
・赤色 紅色
言わずと知れた赤色は、中国では最もよく見かける色で、縁起が良くお祝いの時は全部赤色です。
「紅包Red Pocket」は、お年玉や、お祝いを包む意味ですが、
Wechatなどで、友達同士や、恋人同士、少額のお金を送付しあったりしています。
520(我愛你:I Love You)とか有名です。
恋人同士で、5.2元電子マネーを送金しあったりするんですよ。(100円)
日本だと、恋人同士でお金を送金する文化がないし、
日本では送金に手数料がかかることが多いので、中国独特だなぁと思っています。
中国国旗は、赤色に黄色の星(五星紅旗)です、
うっかり「中国って赤色好きよね。国旗も赤色だし」って同僚に言ったら、
「赤色には人民の鮮血という意味があって、侵略された時に犠牲になった人民を忘れないためによ」って
恨み節たっぷりに解説いただいて以来、真相はあまり聞かないようにしています。
10月は1-7日まで国慶節があるのですが、
全国の町中が国旗だらけになります。
アメリカのインディペンデンスデーみたいな感じです。
(中国のほうが色的にキツいけど)
日本人には、国旗を掲揚するという文化が薄れてきているので、
アメリカや中国の、健全な愛国心って、少し見習う必要があるのかと思っています。
そして、赤色といえば、赤色の下着を着ている人を見かけます。
日本では、猿年の正月に、赤色の下着を着る習慣がありますが、
中国では、「当たり年」の人が、1年中赤色の下着を着て、厄払いをするという意味があり、
赤色の下着を身につけている人は、12の倍数の年齢であることがわかります。
特に春節中は多い印象ですが、なかなかチェックする機会がなくw
ただ、好んでいつでも赤色を着用している人もいれば、
都会の人は、赤色を穿かない人も居るようです。
スーパーにも赤色の下着は売っていて、特に春節前の1月には、沢山の赤系の下着が売っています。
色だけでなく、文字も縁起が良い!
皆さんもぜひお越しの時はお買い求めくださいw
ということで、皆さんの中国へのお越しをお待ちしております。