緑区カナコの中国日記

緑区婦人会のMCカナコです。 中国の田舎町でひっそり生活しているゲイ(オネエ)です。

車を持つ必要があるのか

名古屋付近で生活しているアタシにとって、車って普通になきゃいけないものだと思っていたんです。
今も日本に車があって、たまに帰る時に使うかなぁなんて思って保管してあるんですが、車検切れましたよって連絡がありました。

やだ、忘れてた。
仮ナンバー取得すれば2ヶ月乗れるとか、
レッカーで車屋さんに運んで車検受けるとか、方法はあるみたいですが、
そもそも、年に数日しか乗らない車に、税金も、車検代も払うのって、もったいない。

目先のことを考え、中古での販売価格がかなり安いから、じゃぁまだ乗れるし持っておこうって思ったんですが、間違ってたなぁ。
数年後のことを考えずに決断しないってのは、かえって高くつくなぁと思っています。


さて、中国では、配車サービスアプリが急速に普及していて、
(事件もあって安全性には問題がありましたが。。。ってかタクシーのほうがニュースにならないだけで、細かいトラブルは多い気がしますが)
とても便利でアタシも使ってます。


UBERや、配車アプリが普及すると、タクシーがお客を取られるのでは?という懸念もあり、
日本では、既得権をとても大切にするので、なかなか普及しないとは思いますが、
もし、普及したら、タクシー会社だけでなく、車屋さんも影響を受けるんだろうなぁと思います。


配車アプリのある生活をしていると、必要な時に、すぐ車が呼べます。
中距離の移動であれば、便乗というサービスもあります。自分で車を運転したり、タクシー使うより安あがり。
中国での生活ですら、車が無くても生きていけると実感しています。

趣味でドライブする人、運転によって生計を立てる人だけが車を運転するようになるので、
軽自動車や小型車の売れ行きが減少して、高級路線の車が今後は売れていくのかなぁと感じています。



日本では、少子高齢化や、田舎の過疎化で、村民の交通手段が無いって言っているし、
実はアタシが日本に住んでいた時もバスが一日数本しかありませんでした。

乗り合いタクシーなんて補助のある町もあるみたいですが、
UBERや便乗アプリが解禁されれば、近くのスーパーへの買い物へも安くいけるし、
便乗アプリのクーポン券を配布したり、運転手に我が町でドライバーになったら補助っていうのを出せば、
村民の生活はぐっと良くなると思うんですけどね。。。
シェアサービスって、考え方って、もっと進めても良いと思います。

ちなみに、タクシー配車や、UBERのような配車アプリは、
乗客と運転手の、相互評価があるため、サービス向上にもつながっていると実感しています。
クレームがあれば、アプリ会社に報告もできますし、
評価することで、サービスが向上し、
乗客も、評価されるとわかっているので、なるべくマナー良く乗ろうと思うんですよね。
配車サービスの良さは、価格よりも、サービスやマナー向上のほうが大きいと思います。
オリンピックまでに解禁されないかしらね。。。


中国でのタクシーの乗り方等はこちらの記事もどうぞ。
mckanako.hatenablog.com
ということで、皆様の中国へのお越しをお待ちしております。

iPhoneが高い中国

iPheno シリーズなら、9もありそうですよね。

さて、iPhone7を買おうか迷っているアタシ。
(画面大きく無くて良いし、ケーブル充電で良いし。)

今使ってるのが、iPhone 6なのですが、電池の減りが早いんですよね。
この前バッテリーは交換しましたが、まんまと電池消耗作戦で買い換えの誘惑に揺らいでいます。


中国で購入すると、とっても高価なPhoneなんですが、
一番高価な iPhone XS Max 512GB は、12,799 RMB 日本円で、209,000円です。

 日本よりも4万5千円も高い!


ちなみに、実際に日本人が買いそうな国で、安い順で行くと、

アメリカ  1449.00 USD (162,000円)
日本    164,800(税抜き)
日本    178,000(税込み)
香港    124,999 HKD (179,000円)
台湾     52,900 NTD (193,000円)
オーストラリア 2,369 AUD(191,000円)
中国    12,799 CNY (209,000円)

となっています。韓国は未発表?

たとえば外国人は日本で購入すると免税で購入できるので、
中国人が日本に旅行して、旅費20000円かかったとしても、
iPhoneが164,800円で購入できれば、2万円以上安く買えるんですよね。

おそらく手っ取り早く香港で購入される方も多いでしょう

ただし、中国への持ち込み時には、関税がかかる場合あるので、
中国のお友達に依頼されて購入する場合、もしかすると、高い関税が取られる可能性があります。

お気をつけてください。

ということで、皆様の中国へのお越しをお待ちしております。

名古屋のブランドイメージ調査に疑問

今年も、都市魅力アンケート調査で、名古屋がワースト1位になりました。
全国8都市から、魅力があるかないかを統計したものです。
https://www.sankei.com/west/news/180905/wst1809050082-n1.html

「名古屋は、やっぱり魅力がない」というデータを出すことで、

「名古屋にも観光資源を」
「名古屋にも良いところあるよ」
「名古屋って住むにはすごく良い」

という意見を引き出せていて、大変良い調査だと思います。
(そもそも名古屋市の依頼で調査している)

せっかくですので、名古屋市名古屋市緑区の良いところを紹介!は次回にするとして、、、

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ただし、この統計に疑問があります。
都合よく統計処理されていません?

実は、そもそも全国8都市の選定が不明確なのです。

北から
札幌、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡 と並んでいると、
それっぽく見えますが、


都市人口の順位は、
東京、横浜、大阪、名古屋、札幌、福岡、神戸、川崎、京都、さいたま です。

川崎は、そもそも都市ブランドとしての認識すらされてないってことでしょうか。

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もし、10都市から選定した場合、
北から
札幌、さいたま、東京、川崎、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡 
となり、

この選択肢になった場合、
今までのように、ダントツで名古屋が悪いという印象にはならないと思いませんか?


アンケート調査や、数値情報って、
欲しいデータを取るために実施しているので、
今回のように「名古屋の魅力は何か考えるきっかけ」を作ることは大切だと思いますが、
本当にこのデータのとり方で良いのか、元データは何データとってるのか、
どのようにアンケートを取ったのか、もよく考えたほうが良いと思います。

日本では、政党支持率を調査する際などに、未だに電話アンケートがありますが、

固定電話に平日昼間電話アンケートを取る場合と、
携帯電話に就業時間外に電話アンケートを取る場合では、
アンケートを受ける人のタイプがかなり異なるのは容易に予測できますし、
それが日本人の総意なのか、毎回疑問に思います。

テレビの視聴率も、1%くらいは、誤差範囲ですよね。

ネットアンケートでも、全国から1000人調査!ってあると、
東京は100人分のデータがあるでしょうけど、鳥取は、数人しか調査してないと思うの。
おおよそ東と西で統計分布を見るなら良いでしょうけど、
鳥取の人はこれが好きなのねって決めるには少なすぎる人数でしょうね。


「日本の何パーセントが!!」っていう意見、何を100%にしているのか、
そして、その100%が、本当に日本全体を代表できているのか、
よーく考えたいですね。

中国では、そもそも政治に批判的なことは言わないです。
ある意味わかりやすい国ですよね。

ということで、皆様の中国へのお越しをお待ちしております。

中国の空港セキュリティチェック

先日、アタシの同僚が、上海で国内線に乗り継ぐ際の手荷物チェックで、
「KASA、KASA」って言われて、
「何その中国語?English Please!」ってパニックになっていました。


そうです。傘です。まさか日本語だとは思わなかったとのこと。
上海のセキュリティチェックの係員、日本人を相手するのが多いので、
国内線でも「ベルト、傘、パソコン出して」くらいは日本語で言ってくれることがあります。

地方の空港でも、ここぞとばかりにカタコトの日本語を使ってくれたりして、
(国との関係はさておき、)個人レベルでは親日な人も多いですよね。
アタシが使ってる空港は田舎なのですが、数少ない国際線に乗ったら、
外国人がアタシだけで、係員に「我的天(オーマイガー)、外国人!」って言われました。

田舎だと、入国審査のときに、やたら質問されたりもして楽しいです
(上海だと日本人が多いこともあり、ほぼほぼ何も言われずスルーされますよね)
この前は、何の仕事しているのか、お酒は飲めるのか?とか聞かれました。


飛行機に乗る際の手荷物検査ですが、
基本的には日本の国際線と同じです。
中国では国内線でも液体物の持ち込みに制限があります。

ただし、2点、傘、モバイルバッテリーに注意が必要です。

傘は、機内持ち込み自体は可能ですが、
手荷物チェックの際にパソコン、iPadとともに、カバンの外に出す必要があります。

出張者や旅行者の方は、折りたたみ傘を、
手荷物のキャリーケースの中にしまっている人がいますが、
パソコン、iPadとともに、外に取り出せるようにしておくと便利です。

そして、2つ目は、モバイルバッテリー。
携帯電話の充電に必要な(中国では財布よりも大切な)
モバイルバッテリー(充電宝)ですが、

まず、リチウムイオンバッテリーは、預け荷物に預けることができません。
そのうえ、機内持ち込みにも制限があります。
制限を超えたり、制限に適合しているか不明な場合は持ち込めませんので、
廃棄するしかありません。(現地の人なら誰かに売るかも)

ここがポイントなのですが、バッテリーに容量等が記載されていないと、
適合しているか不明のため、没収の可能性があります。

100wh~160whの場合、航空会社の許可が必要とのことで、
160whを超えると持ち込み不可です。

アタシが使っているMINISOのモバイルバッテリーですが、
Cell Capacity 5000 mAh
Rated Capacity 3100 mAh
Rated Energy 18.5 Wh
Output  DC5V=2.1A となっています。
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このRated Energyの部分が、100を超える場合は、持ち込みに制限がかかります。

電圧は3.7~5Vが一般的なようですので、
一般的に Cell Capacity電池容量が20,000mAh以下であれば、
20000÷1000×5=100となり問題ありません。

いくら小型のバッテリーで、明らかに能力が小さそうであっても、
電池自体に記載がない場合は、没収される可能性がありますので、注意が必要ですね。

そうとう大きいバッテリーでなければ、容量、出力的には大丈夫なんでしょうけど、
(むしろ、モバイルバッテリーの容量、出力が問題になるよりも、)
記載がないからダメって問題が多そうです。

トランジットの際にも、再度手荷物検査がありますので、
中国トランジットの際に、没収されないよう気を付けてください。


中国の空港では、ターミナルが同じであるとか、アライアンスが同じなど、
一定の条件を満たすと、入国審査が不要です。
ただし、ターミナルが異なる場合や、接続ができないアライアンスの場合は、
いったん入国、出国の手続きが必要となります。

最近、指紋認証が義務付けられていますので、
入国される方は、こちらもどうぞ。
mckanako.hatenablog.com

ということで、皆様の中国へのお越しをお待ちしております。

復興

随分久々の日記の更新。
久々に人間関係で思い悩むこともあったのですが、ぼちぼち復活。

さてさて、今日は、中国新幹線(高鉄、高速鉄道)について。
今月乗った新幹線が復興号だったので、復興号について紹介します。
復興号は金色のラインが入っています。このフォルム好きだわ。(新幹線よ)
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スタンダードなのは青色の、和諧号
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中国の新幹線は、時速380km/hr設計の350km/hr運行だったのですが、
新幹線の埋め立て事件があって以来(それが直接の理由では無いとしつつも)
最高時速は300km/hrでの運転としていました。
(新幹線には、名鉄みたいに走行中の時速表示があり、実際は 305km/hrくらい出てた。)

最近「復興号」という新しい編成の新幹線が運行されはじめ、
こちらは、350km/hrで運転しています。

復興号は、時速表示がありませんでした。
あえて見せないようにしているんでしょうか。
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実際にどのくらい速度が出ているのかわかりませんが、
体感的に早いなと感じるし、併走している新幹線をけっこうなスピードで追い越したので、
おそらく時速350kmでてるんだと思います。(曖昧)
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上海南京は、新幹線が2路線併走してます。3路線目も建設。
名古屋大阪に路線が3路線ある感じですかね。過剰だけど人口からすれば妥当。

上海(上海虹橋)から南京(南京南)まで乗ったのですが、
列車によっては、南京南駅の次は、北京南駅。
名前は似てるけど、1018km、3時間止まりません。寝過ごしたら大変。
(新横浜の次が名古屋、その次は鹿児島中央っていう感じです。名古屋鹿児島980km)

これ虹橋駅の待合室。新幹線の駅というより空港って感じですよね。
ホーム(1階)に対して、乗客の改札口は2階、降りた人は地下に出口があり、
動線が交わらないようになっています。(そうじゃないと大混乱なんでしょうね。この国は)
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日本の新幹線の最高速度は宇都宮ー盛岡のみ320km/hrで、
たとえば東海道新幹線(大阪~名古屋~東京)の間は、最高でも時速285km/hrしか出ていませんので、
普段名古屋東京の新幹線に乗っている人が中国の新幹線に乗ると、速いなと思うし、
意外にも走行音が静かで、乗り心地が良いと感じます。

路線がまっすぐなので、カーブが少ないし、トンネル、坂道も少ないため、
揺れが少ないんですよね。そして、乗客が騒がしいから走行音が気にならない。

ちなみに、上海浦東空港と、龍陽路を結んでいるメグレブ(リニアモーターカー)は、
最高時速430km/hrで運転しています。(431まで出てる)
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ただし、9時、10時、15時台のリニアのみ430km/hr運転で、
その他の時間帯は、300km/hr運転と新幹線より遅い速度での運転となっています。

このリニアモーターカーは、片道50元(約850円)
往復で80元ですが、航空券のチケットや予約情報を見せても片道40元になります。
交通カードを使っても40元です。

龍陽路の駅ビルには、小楊生煎(焼き小籠包)や、サイゼリヤがあるので、
海浦東空港で3-4時間くらい乗り継ぎに時間のある人とかは、
ぜひリニアに乗って、龍陽路往復して、サイゼリヤでエンジョイをするのがオススメ。
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アタシは中国限定ラムチョップが好物。日本でも出して欲しい。
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次回はビジネスクラスについても紹介したいと思います。(フルフラット)
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ということで、皆様の中国へのお越しをお待ちしております。

世界杯と七夕

サッカーワールドカップ(W杯、世界杯)
やっと終わった(というかいつの間にか終わってた)感があるのはアタシだけでしょうか?
スポーツ全般興味無い上に、特にサカユニにはあまり興味無いアタシには、無縁で、
恥ずかしながら、4年に1回やってるのを、今年知りました。

中国は出場できていないし、そもそも中国ではサッカーはそれほど人気がありません。
(スポーツは、バスケットボール、卓球が人気)
の割に、ワールドカップが盛り上がっていました。

なぜか。。。どうやら賭博が多いようです。

オープンカフェや、外にある飲み屋でスクリーンや大きなテレビでみんなで観戦したり、
万国旗が飾ってあるお店もありました。
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今年は万国旗に日本の国旗が(若干歪ながらも)入っていて、
今まで万国旗に日本の国旗が入っているのを見たことがなかったので、
反日感情が和らいでいるんだなぁと実感しました。


時を同じくして、先日は七夕でしたね。
吹奏楽の七夕がとても好きで、七夕に限らずよく聞いています。

といいつつ、中国では、七夕も旧暦でお祝いします。

七夕は中国版バレンタインデーなんて言う人も居て、
男性が女性にプレゼントを贈る日の一つです。

2月14日 バレンタインデー、
3月8日 国際女性デー、
8月 七夕、
12月 クリスマス、
+個人の誕生日

毎回男性から女性に贈ることになっているようです。


さて、彦星さんが新暦で現れるのか、旧暦で現れるのかの話はさておき、
7月7日は盧溝橋事件の日で、中国では反日感情が高まる日の一つです。
今年2018年の報道では、若干反日感情が控えめな感じがしたものの、
ここから先は、反日感情が高まりやすい日が続きます。

特に今年は北朝鮮、韓国、中国の関係がそれぞれ改善していますが、
その分、8~9月は、日本に対する勝利記念日になるため、
連携して反日感情が高まるのではないかと思っています。
トランプさんとか余計な一言ありそうよね。

7月7日 盧溝橋事件
8月13日 上海事変
8月15日 終戦記念日
9月3日 抗日戦争勝利記念日
9月18日 柳条湖事件満州事変)
10月1日-7日 国慶
12月13日 南京大虐殺記念日

もちろん、上海空港なんかは、日本人だらけですし、
出張や旅行でいらっしゃる人の中には、あまり日中関係を気にしない人も居るのかもしれませんが、
中国人の中には、やっぱり日本人が嫌い、日本語をしゃべる人が嫌いという人も居ます。

アタシは、なるべく中国では、日本語を大声でアピールしないようにしています。
(ゲイバーでは割と日本語アピールが効果的という噂もありw)

ちなみに中国の人がよく知っている日本語は、
「はい!」「よし!」「バカ!」「バッキャロー!」「殺すぞ!」
「もしもしー」「めしめし(飯)」「きもちいい」「いくいく」「もっともっと」などです。

反日ドラマの影響と、AVの影響ですね。
由来がわかりやすいですが、極端過ぎて笑えます。

つい電話で、「はい、もしもし」なんて言ってしまうのですが、
なるだけ中国では、あー、うんうん、ねーねーって言うようにしています。
(ねーねーは、ハングルの「はい」にあたりますし)

お盆休みや、9月の連休で、中国に遊びに来る人や、
中国を経由地にされる方は、特に上記の記念日の時は、若干日本人アピールは控えめにしたほうが良いかと思います。

ところで、七夕に、素敵なデートができなかった貴女!
2018年の旧暦の七夕は、8月17日となっています。(2019年は8月7日、2020年は8月25日)

ということで、この機会に、皆様の中国へのお越しをお待ちしております。

色のイロイロ

日本語でも色には、色々イロイロな意味がありますよね。
中国も、色は、イロの意味があるのは同じですし、
色には色々な意味があります。

基本的な色

黒色白色、赤色緑色青色黄色紫色みたいな色は、中国語も同じ色を指しています。
簡体字と日本語で若干違いますが日本語の漢字がそのまま通じます。

日本語独特の和風で奥ゆかしい灰色から茶色の細かい表現の色使いはありませんが、
中国には中国独特の表現もあるようです。
昨日林檎色って聞きまして、林檎色って赤かと思ったら、黄緑でした。
日本だと、黄緑色だけど青リンゴですね。不思議。

基本的じゃない色の話

・黒色

中国では、不動産屋の従業員や、美容院の従業員に、
白いシャツに黒いネクタイをしている人を見かけます。

このお店ずっと喪中なのかしら?と思ってたのですが、
中国では、黒いネクタイに、弔う意味がありません。

ちなみに、弔う意味を持つ色は白色のため、お葬式は、白装束を身につけます。
(ピンク色を見たこともあります)

また、黒色には、日本語のブラックという意味もあり
黒社会(裏社会)とか、黒車という表現があります。
黒車は、ブラックな車という意味ですので、日本語で言う白タクを指します。
(車のナンバーは自家用車は青色、トラックやバスは黄色で、
環境に優れたエコカーは緑色と白色のグラデーションです)

・黄色

黄色は、中国ではもともと高貴な色、位の高い色ですが、
日本語の「ピンク」という淫猥な意味でも用いられています。

例えばマッサージ店で、「禁止黄賭毒」と記載されている標語を見ますが、
「ピンク営業」「賭け事」「毒物使用」は禁止という意味です。

中国では性的サービスや、賭け事、毒物使用は、禁止なのですが、
麻雀やらトランプやら、ワールドカップで、随分と賭博しているようです。

・緑色

緑色は「グリーン」環境に優しいという意味でもっぱら使われますが、
緑の帽子だけは、「浮気されてる男性」という軽蔑の意味があり、たしかに中国では、緑色の帽子を見かけません。

ちなみに日本軍のキャラクターも緑色の帽子をかぶっているものが多いですね。
これは、もともと軍服が緑色だからとはいえ、緑帽子の意味も含めて軽蔑していると思っています。

・赤色 紅色

言わずと知れた赤色は、中国では最もよく見かける色で、縁起が良くお祝いの時は全部赤色です。

「紅包Red Pocket」は、お年玉や、お祝いを包む意味ですが、
Wechatなどで、友達同士や、恋人同士、少額のお金を送付しあったりしています。

520(我愛你:I Love You)とか有名です。
恋人同士で、5.2元電子マネーを送金しあったりするんですよ。(100円)
日本だと、恋人同士でお金を送金する文化がないし、
日本では送金に手数料がかかることが多いので、中国独特だなぁと思っています。

中国国旗は、赤色に黄色の星(五星紅旗)です、
うっかり「中国って赤色好きよね。国旗も赤色だし」って同僚に言ったら、
「赤色には人民の鮮血という意味があって、侵略された時に犠牲になった人民を忘れないためによ」って
恨み節たっぷりに解説いただいて以来、真相はあまり聞かないようにしています。

10月は1-7日まで国慶節があるのですが、
全国の町中が国旗だらけになります。
アメリカのインディペンデンスデーみたいな感じです。
(中国のほうが色的にキツいけど)

日本人には、国旗を掲揚するという文化が薄れてきているので、
アメリカや中国の、健全な愛国心って、少し見習う必要があるのかと思っています。


そして、赤色といえば、赤色の下着を着ている人を見かけます。

日本では、猿年の正月に、赤色の下着を着る習慣がありますが、
中国では、「当たり年」の人が、1年中赤色の下着を着て、厄払いをするという意味があり、
赤色の下着を身につけている人は、12の倍数の年齢であることがわかります。
特に春節中は多い印象ですが、なかなかチェックする機会がなくw

ただ、好んでいつでも赤色を着用している人もいれば、
都会の人は、赤色を穿かない人も居るようです。

スーパーにも赤色の下着は売っていて、特に春節前の1月には、沢山の赤系の下着が売っています。

色だけでなく、文字も縁起が良い!
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皆さんもぜひお越しの時はお買い求めくださいw

ということで、皆さんの中国へのお越しをお待ちしております。